今回は、サステナブルファッションの一つとして注目のファッションレンタルサービスの紹介とネトカリの取り組みについて解説していきます。
着たい人が着たいときにだけ借りられるレンタルサービスは、衣服の消費量を削減し、生産する際に使用する資源やエネルギーの消費を減らすことができるSDGsアクションの1つです。また、コスト面での節約はもちろん、毎回違う服を着ることができるのでうれしいことばかり。ファッションレンタル事業者は年々増加し、中でも2015年にサービスを開始したエアークロゼットやメチャカリは会員数や認知度も高いです。しかし、まだまだファッションレンタルの利用経験率は低いのが現状です。買うのはもったいないと思った時は、レンタルという選択を考えてみてはいかがでしょうか。
ネトカリでは入卒式や制服ディズニー・制服ユニバ、撮影衣装といった短期の制服利用者向けに、制服のオンラインレンタルをスタートさせました。レンタル事業を始める際、新たにレンタル商品を大量に生産していてはサステナブルではなくなる一方で、限られた商品を多くの方に利用してもらえるようにはどうすべきか考える必要がありました。 ここではネトカリ商品の特徴についていくつかご紹介します。
アパレル企業は商品として販売する前に、商品のサンプルをいくつも作成します。このみ(ネトカリ運営会社)にも多くの制服サンプルが使われずに眠っていました。どれも新品同様で使われないのがもったいないという思いから、今回レンタル商品として一部使用することに決めました。レンタル商品として使用しているサンプル商品は現在CONOMiの店舗やオンラインショップで販売されていない商品も多数あり、人気のキャメルブレザーもその一つです。
ネトカリのスラックスは裾に不織布を使用した弾力性のあるカラーが装着されているので、内側に織り込むだけで簡単に裾上げを行うことができます。これにより股下の長さに関係 なく、より多くの方にご利用できるように工夫してあります。
パンツの後方にはウエストゴムを使用しております。伸び幅がおよそ10cmあり対応サイズが広いのが特徴です。Mサイズのパンツであれば、ウエスト71~81センチまで対応しております。
ファッションレンタルは環境への負担が大きいアパレル業界における持続可能な未来に向けた、ひとつの有効な手段としてみなさんに利用していただきたいサービスです。ひとりひとりの小さなアクションが地球の未来を変える力になります。ファッションレンタルを活用して、サステナブルな社会に向けて一歩を踏み出してみませんか。